スピードスケート軽井沢夏合宿

*マスターズのスピードスケート選手が募る選手会の細田さんからの報告をHPに掲載します。

 5月20日(土)14時。軽井沢の天気は前日の雨が上がって快晴。初夏の軽井沢らしい爽やかな青空が広がっていた。会場の高峰荘へ参加者が三々五々車で到着。講習会開始までの時間は1月29日に茅野市で開催された第6回日本マスターズスプリント大会のDVDを鑑賞した。「腰が高いな。自分では下げているつもりだけど」「彼のスケーチィングはきれいだ」などと感想が・・。    開講に先立ち関会長が「コロナでスケート練習も制約があったが、我々のトレーニングが漸くしっかりできるようになった。今日のプロの知識と明日の松本方式を楽しく学びましょう」とあいさつ。その後早速講習が開始された。~一部割愛~

□ 日時 2023年5月20日(土)~21日(日)

□ 場所 民宿高峰荘 軽井沢風越公園(サブアリーナ)  

□ 参加者 20名

調整力と技能向上を目指すトレーニング講習会 
8:50~11:00 風越公園サブアリーナ
講師 富成常幸さん、清澤直也さん

 風越公園の体育館に会場を移し、日頃長野県松本市でトレーニングをしている富成さんと清澤さんに体幹を鍛え、可動域を広げ、スケートの動きに直結する運動を指導して頂く。富成さんと清澤さんから「高齢になったら若い時と同じトレーニングをしても効果は上がらない。けがを防止し、スケートで動ける体作りをすることが大事。股関節の可動域を広げ、体全体を動かすことができるようにする体操を行います。」とお話があった。

 軽いランニングで体を温めた後、首、ひざ、肩甲骨を広げる動き、各筋肉のストレッチ、股関節伸展、ランジなどの筋トレ等28種の体操を休憩を挟みながら行う。一見簡単そうに見えてもやってみると普段使っていない部位に力がかかり、かなりの運動量になる。そしてどの運動も「これはスケートを滑っているときの振り込んだ足を置く位置を意識して」などと、実際のスケーティングを考えて行うよう指示があった。これらの運動は実は準備運動で、本来であればこの後にフォームアップが行われるのだが、これだけで2時間が経過し、本日はここまでとなった。しかしこれだけでも普段動かしていない筋肉や関節に負荷がかかり、終わってみると体の可動域が広がっているのが感じられた。「かなり体に効いた」「こんな体操は今までやったことがなかったが、体が動くようになった」「続きを是非教えてほしい」という参加者の感想が多かった。  講習会終了に当たり選手会副会長の百瀬さんから「松本の体操は良いことを教わりました。2日間の講習はたいへん勉強になった。次の夏合宿につなげていきましょう。」とあいさつがあり、2日間の充実した講習会が終了した。