丸茂さんの祝賀会~令和6年6月29日

丸茂さんを囲んで
日本冬季マスターズスポーツ協会から丸茂さんの偉業をたたえて、表彰状を送らせて頂きました。
御年95歳とは思えない若さ!いいぞ伊一!

 令和6年6月29日、丸茂さんの地元長野県茅野市にて「丸茂さんのギネス世界記録更新&95歳部門世界記録樹立」のお祝い会を開催しました。

 丸茂さんとの出会いは、遡ること2017年1月に開催された全日本マスターズスピードスケート競技会の富士急大会。運命的な「マスターズの象徴(アイコン)」との出会いでした。

 丸茂さんは、翌年の2018年に初海外チャレンジ。場所はのロシア大会。思い起こせば、色々な事件がありました。折角成田空港まで来たのに、古いパスポートを誤って持ってきてしまって、予定の便に乗れず、一度茅野の自宅に引き返し、再度航空券(ファーストクラスしかなかった)を手配して、大会前日にロシアに入国。その晩は、シャーワールームで転倒し、顔面を負傷するも、翌朝からの本番では転倒せずに、モスクワを制覇。初めての称号「世界最高齢スピードスケート競技者」のギネス世界記録を樹立。そして同時に85歳部門の世界記録(500m&1000m)を樹立されました。翌2019年には、オランダのレーワルデン大会で90歳部門の世界記録を樹立しました。しかしながら、1000mで転倒して、病院に行くことになりました。あの時はほんとヒヤッとしましたね。そして、コロナ禍直前の2020年のカルガリー大会で、見事リベンジ、1000mで、90歳部門の世界記録を更新。今も90歳部門の記録(500m&1000m)は、丸茂さんが世界記録保持者です。

 その後、2022年の郡山大会で2度目、2023年の八戸大会で3度目、そして今年1月に山形で開催された全日本マスターズSS競技会で、4度目のギネス世界記録更新を遂げました。この山形大会では、山形県連、そして日本スケート連盟の協力を賜り、全日本マスターズで初めて国際審判の方に努めて頂きました。結果、競技会として国際ルールに準じたことで、丸茂さんの記録が日本で初めて国際公認記録となり、先月国際マスターズスピードスケート委員会(IMSSC)にて95歳部門での世界記録として、正式に認定されました。

 ギネス世界記録を4度塗り替え、85歳部門、90歳部門、95歳部門の世界記録を樹立し、これらの丸茂さんの偉業をみんなで祝福したいと思い、丸茂さんの地元の仲間、関係者が集まっての祝賀会を開催しました。丸茂さんほんとにおめでとうございます。

 一方、祝賀会が開催された数日前に、丸茂さんが市議の時、35年前に設立した「茅野市国際スケートリンク」、現在は平昌五輪金メダルの小平奈緒さんのホームリンクであることから、「NAO❤OVAL(奈緒アイスオーバル)」と称されるも、設備の老朽化、使用人口の減少などで、存続危機であるというニュースが流れた。本日集まった仲間には地元茅野市のスケート協会の方々もおられたが、丸茂さんの偉業に刺激を受け、丸茂さんが次の記録を地元で達成できるようにと、進化させて存続する意思を固め、来月の総会に挑むことになった。是非丸茂さん、小平さん、そして茅野市の仲間とのご縁、何とか続けてほしいと願いつつ、祝賀会を閉じた。